あらすじ
恋愛をゲームのように楽しみ、これまで誰かを本気で好きになることなく生きてきたプレイボーイのディーン。そんな彼はある日、親友テンから恋の手助けを頼まれる。 テンが想いを寄せているのはパン。しかしパンには、すでに想いを寄せる相手がいた。それが、自由奔放でどこかつかみどころのないアーティスト・モスだった。 テンの恋を成就させるため、ディーンが考えた作戦は、パンの気持ちをモスから引き離すこと。そのために自らモスへ近づき、彼を口説き落とそうとする。 ところが、これまで数々の相手を魅了してきたディーンの恋愛テクニックも、モスにはまったく通用しない。思い通りにならない相手を前に、負けず嫌いなディーンの闘争心に火がついていく。 やがて二人は、どちらが先に相手を本気にさせられるのかを競うようになり、「先に本気で恋をしたほうが負け」という危険な恋のゲームを始めることに。 最初はただの駆け引きだった。甘い言葉も、距離を縮める仕草も、すべては相手を落とすための作戦のはずだった。 しかし一緒に過ごす時間が増えるにつれ、ディーンとモスの間には、ゲームだけでは説明できない感情が芽生え始める。相手を惑わせるための嘘と、本当に伝えたい気持ち。二人自身も、どこまでが演技で、どこからが本気なのか分からなくなっていく。 恋なんて遊びだと思っていた男と、簡単には誰にも心を許さない男。 相手を先に恋に落とした者が勝つはずだったゲームの先で、二人を待っているものとは――。 そして最後に、“負け”を認めることになるのは、ディーンなのか、それともモスなのか。










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