あらすじ
「タオフー」は、青年「ナット」が10年以上大切にしてきた大きな白いテディベア。人間の目がないときだけ家の中の家具や物たちと会話しながら、長い間ナットの心をそっと支えてきた。ところがある朝、不思議な奇跡が起こり、タオフーは突然ひとりの青年の姿へと変わってしまう。 人間になったタオフーには、自分がなぜこの姿になったのか、その理由に関する記憶がなかった。突然現れた見知らぬ青年を警戒するナットだったが、母のナーのもとでタオフーも一緒に暮らすことになり、人間としての生活を学びながら少しずつナットとの距離を縮めていく。 やがてタオフーは、自分が人間になった理由を探り始める。しかし調べていくうちに、その秘密がナットの家族が抱えてきた暗い過去や、長い間隠されてきた真実と深く結びついていることを知る。さらに、タオフーが人間の姿でナットのそばにいられる時間には限りがあることも明らかになっていく。 ただナットを幸せにしたかったテディベアと、孤独や家族の傷を抱えて生きてきた青年。共に過ごすうちに芽生えた想いは、やがて主人とぬいぐるみという関係を越えた“愛”へと変わっていく。タオフーは自分に起きた奇跡の真相を突き止め、愛するナットのそばに残ることができるのか――。家族の秘密と過去の傷、そして奇跡から生まれた恋を描くファンタジーBL。


















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